- ネガティブ思考を軽くする方法(前回のおさらい)
- 紙に書くことで、脳の負担が減り、気持ちがスッキリする
- 紙に書くことで自分の気持ちを客観的に見れる
- 紙に書いて記録に残すことで、今後同じような経験をしたときに見返せて思い出せる
- 気持ちを整理したければ、スマホより紙に書いた方が効果的
- 今日のまとめ
ネガティブ思考を軽くする方法(前回のおさらい)
前回の記事で、ネガティブ思考を軽くする考え方について書きました。
その方法をざっくり書くと、下記①~④です。
①今の自分が何を考えてどう感じているかを意識する
②自分の考えや感情を客観的に受け入れる
③自分が良い気分になれる考えを選ぶ。このとき、自分の考えも感情も納得いく考えを選ぶこと。
④考え方を変えるには練習をし、習慣化する必要がある
前回の記事はこちらです⇩
しかし、方法は分かったものの、いざ実践しようと難しいと感じるかもしれません。
「考えるほど訳分からなくなって、混乱する」
「考えがまとまらない」
そんな思いが湧いてくるかもしれません。
こんなときは紙に書くことをおススメします。
今回は紙に書くことがネガティブ感情の解消に効果がある理由について紹介します。
紙に書くことで、脳の負担が減り、気持ちがスッキリする
以前、体を動かすことで体への負担を増やし、脳にかかっている負担と相殺でき、体と脳のバランスが取れ、脳がスッキリする話をしました。
その時の記事です⇩
ネガティブになっているとき、脳に負担がかかっています。
紙に文章を書いているときは手を動かしているので、手に負担がかかります。
手に負担がかかることで、脳にかかっている負担が相殺され、脳がスッキリします。
脳がスッキリすることで、気持ちが軽くなったり、爽快感を感じやすくなるのです。
紙に書くことで自分の気持ちを客観的に見れる
頭の中で考えれば考えるほど、自分の考えや気持ちは複雑化し、しまいには自分が何を考えてどう感じているのかが分からなくなります。
しかし、紙に書くと自分の考えや思いが文章となって現れます。
このように考えや思いを「見える化」することで、出来事に対して自分が何を考えどう感じたのか理解しやすくなります。
自分の考えや気持ちが分かることで、ネガティブな感情が薄れ、安心感を得やすくなります。
紙に書いて記録に残すことで、今後同じような経験をしたときに見返せて思い出せる
過去と同じような経験をし、同じようなネガティブ感情が湧くこともあるでしょう。
自分の考えや気持ちを記録に残すことで、今後同じようなネガティブ体験をしたときに見返して思い出すことができます。
「あのときと同じ事考えてるな」
「また同じ事でイライラしたんだな」
「あのときはこう考えてたから不安になったんだな。今回は考え方を変えてみようかな」
など、自分の考えや気持ちを冷静になって客観的に見直すことができます。
こうして何度も見返して思い出すことで記憶が定着し、今後同じようなネガティブ体験をしても、以前よりネガティブに感じにくくなる効果が期待できます。
気持ちを整理したければ、スマホより紙に書いた方が効果的
スマホに書く方が手軽にできて良いと思いそうですが、紙に書いた方が気持ちや考えの整理ができる傾向にあります。
私も紙とスマホの両方で考えや気持ちを書いていましたが、紙に書いた方が気持ちがスッキリしました。
紙に書くことで気持ちの整理がつくのは理由があります。
ある研究では、ディスプレーよりも紙の印刷物を見たときに、脳の「前頭前皮質」という部分が強く反応したという結果が報告されています。
脳において前頭前皮質は、とくに情報を理解することや、思考の整理・判断を担うといわれています。
(仕事が速い人はパソコンより「紙」を使う理由 脳に記憶が定着する3つの「ノート・メモ術」 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンラインより引用)
前頭前皮質がどこにあるかイメージしやすいように、脳の全体図も掲載します。
(「海馬」を活性化して不安やうつとさよなら!?/脳の健康レッスン(1) | 毎日が発見ネットより引用)
つまり、紙に書くことで思考の整理が活発になり、気持ちが落ち着いたりスッキリしやすいのです。
今回は紙に書いて気持ちを整理できる理由について紹介しました。
次回はネガティブ感情を紙に書く具体的方法を紹介します。
今日のまとめ
①紙に書く行為をすることで、脳への負担が減り、ネガティブ感情が解消しやすくなる。
②紙に書いて気持ちを具現化することで、自分の気持ちを客観視できる。
③紙に書いて記録に残すことで、今後同じ経験をしたときに見返せる。
④紙に書く方がスマホ・PCで書くより思考の整理がしやすい。