ネガティブ思考になる原因(前回のおさらい)
前回記事でも書きましたが、人がネガティブ思考になる原因は下記の通りです。
●ネガティブ思考は、脳が自分の身を守るために起こす反応であり、人は出来事に対してネガティブに反応しやすい。
●ネガティブは性格ではなく、長年の積み重ねでできた思考の「クセ」
●ネガティブな自分を改善したいのなら、自分で意識して考え方を変える練習が必要
この内容を踏まえ、今回はネガティブ思考から抜け出す方法を紹介します。
解決策①:深呼吸をする
私たち人間は、ネガティブになっているとき、無意識に呼吸が浅くなりがちです。
そんなときは深呼吸をすると良いです。
深呼吸には自律神経のバランスを整える効果があり、それにより心身のリラックスができ、気持ちが落ち着いてくる効果があるといわれています。
(深呼吸の効果 | 医療法人社団博和会より引用)
深呼吸のやり方ですが、吸うときにお腹を膨らませて4秒間吸い、吐くときにお腹をへこませて8秒間吐きます。
これだけでも気持ちを落ち着かせることができます。
仕事の会議や運転中など、いつでもどこでも実践することができます。
解決策②:体を動かす
ウォーキングなど体を動かすと頭がスッキリした経験はありませんか。
これにはちゃんとした理由があるのです。
必死になって考えるとき、脳には大きなストレスがかかっています。そのために頭がよく働かなくなることがあります。このストレスを軽減してあげるには、体にストレスを与える、つまりちょっと運動すると効果的なことが多いようです。体へのストレスが頭にかかっていたストレスを相殺してくれるのです。
(中略)煮詰まってしまうほど一生懸命考えていたことは、考えるのをやめたからといって、簡単に消えてなくなりはしません。脳の緊張が解けることによって、バラバラに混在していた考えが自由に動き始め、やがて有機的に結びついて1つの考えにまとまっていくことが期待できます。
(体を動かすことが、脳にとって一番の疲労回復法:あせらない練習 - ITmedia エンタープライズより引用)
ネガティブ思考に陥っているとき、脳への負担が大きくなっています。
そこで体を動かすことで体への負担を増やします。
そうすると、脳と体のバランスが取れて脳がスッキリします。
そして脳がスッキリしたことでリラックスでき、気持ちが前向きになったり、悩みの解決策が浮かびやすくなるのです。
ウォーキングやランニング、ラジオ体操やストレッチはもちろん、ベランダに行く、トイレに行く、コーヒーを入れる、掃除をするといった、ちょっとした動作をするだけでも効果が期待できます。
解決策③:筋トレと有酸素運動を交えた運動をする
体を動かすだけでもネガティブ思考から抜け出すのに効果があるのですが、その中でも自分にとって少し難しい動きを取り入れた動きをするとより効果があります。
少し難しい動きとは、ウォーキングのように同じ動きではなく、筋トレと有酸素運動を交えた運動を指します。
以下の動画を使って説明します。
(私が普段してるエクササイズの一つです)
この動画ではずっと同じ動きはしていなく、複数の動きを繰り返ししています。
足踏みして腕を広げて足を曲げて腕を斜め上に交互に動かして…この動きを繰り返し行っています。
数十秒ごとに動きが変わるので、次はどんな動きをするか考えながら体を動かす必要があります。
そうなるとネガティブ思考になる余裕などありません。
以前の記事で、考える余裕があるから面倒くさくなることを書きました。
脳に余裕があると余計なことを考えがちです。
また、人間はネガティブ思考になりがちなので、脳に余裕ができると、不安や心配などネガティブな考えが浮かんでしまいます。
頭も体もフルに使う事で、今してる運動に意識が集中し、脳がネガティブ思考になる余裕を与えないようにするのです。
今回は体を動かしてネガティブ思考を和らげる具体的方法について書きました。
次回はネガティブ思考から抜け出す考え方について紹介します。
今回のまとめ
①深呼吸をする-お腹を膨らまして4秒間吸い、お腹をへこまして8秒間吐く
②トイレに行く、コーヒーを入れるなど、とにかく体を動かす
③筋トレと有酸素運動を組み合わせた運動をすると、ネガティブ思考になる余裕がなくなる